サイトの記号制限を考慮したパスワード生成
サイトによって、パスワードに使える記号は異なります。QuickKitでは「一般Web」「日本国内」「官公庁・公的サービス」「英数字のみ」から用途を選び、調査結果をもとにした記号セットでパスワードを生成できます。
パスワードはWeb Cryptoの暗号学的乱数を使ってブラウザ内で生成され、QuickKitのサーバーには送信されません。プリセットは記号の互換性を高めるためのもので、個別サイトでの登録を保証するものではありません。
プリセットと調査の根拠
一般Webサービス: ! / ! # $ / ! # $ % @
Apple Password Manager Resourcesの公開データを参考に、比較的広く許可されている記号からプリセットを構成しています。2026年10月の確認では ! が最も多く許可され、$、# が続きました。
表は436ドメインと328件の異なるパスワードルール記述を対象にしています。各数値は、その記号、または記号セットのすべてを許可するドメイン数と異なるルール記述数です。
一般Webの記号の互換性(Apple Password Manager Resources、2026-10-01 確認)
| 記号 | ドメイン(436件中) | ルール記述(328件中) |
|---|---|---|
| ! | 334 | 248 |
| $ | 332 | 246 |
| # | 330 | 244 |
| @ | 321 | 235 |
| % | 312 | 228 |
| 記号セット | ドメイン(436件中) | ルール記述(328件中) |
|---|---|---|
| ! 高互換 | 334 | 248 |
| ! # $ バランス | 308 | 222 |
| ! # $ % @ 記号多め | 273 | 189 |
- 数値はこのデータ内での記号の互換性を示し、登録成功率やWeb全体の対応率ではありません。このデータはWeb全体の無作為標本ではありません。
- 記号セットが許可されていても、長さなど別の条件でパスワードが拒否される場合があります。
日本国内サービス: _ / - . _ / $ - . @ _
官公庁・公的サービスとは別に行った国内一般サービスの調査をもとに、_ / -._ / $-.@_ の3段階を用意しています。調査時点で、個別記号を判定できた13件中12件で、バランスの -._ が許可されていました。
一般Web向けプリセットより調査範囲は限定的です。
官公庁・公的サービス: + / # $ + / # $ % + @
官公庁・公的サービスの調査では + が広く許可されていました。一方、ねんきんネットのように記号を受け付けないサービスもあるため、その場合は「記号を使えないサイト(英数字のみ)」を選んでください。
記号を使えないサイト(英数字のみ)
記号をすべて拒否するサイト向けに、英大文字・英小文字・数字だけを使います。
APIキーや任意の文字集合(Base58・16進など)が必要な場合は、ランダム文字列ジェネレーターを使ってください。
安全な乱数生成の仕組み
- Web Crypto(crypto.getRandomValues())を使ってブラウザ内で生成します。Math.random()は使わず、生成結果をQuickKitのサーバーへ送信しません。
- 偏りを避けて文字を選び、サイトでよく求められる大文字・小文字・数字・記号を含めます。「英数字のみ」では記号を含めません。
- パスワードは「生成」を押したときだけ作られます。設定を変えると前の結果はクリアされます。
よくある疑問
記号は必ず必要ですか?
登録先サイトのパスワード要件に合わせて選んでください。ランダム生成では長さと使える文字の種類の両方が重要で、記号を加えるだけで強度が保証されるわけではありません。記号を受け付けないサイトでは「英数字のみ」を選んでください。
サイトで拒否された場合はどうすればよいですか?
サイトの長さや文字の条件を確認し、使用記号が少ない「高互換」を試してください。記号を受け付けないサイトでは「英数字のみ」を選んでください。
何文字にすればよいですか?
登録先サイトが許す範囲で、十分に長いパスワードを使用してください。QuickKitの既定値は16文字です。8文字未満は制約の厳しい古いサイト向けに生成できますが、注意を表示します。
見分けにくい文字を除外すると強くなりますか?
いいえ。使える文字が減るため、1件あたりの生成エントロピーはわずかに下がります。手入力や書き写しをしやすくするためのオプションです。
パスワードはQuickKitのサーバーへ送られますか?
いいえ。QuickKitはパスワードをサーバーへ送信したり、URLやブラウザストレージへ保存したりせず、このページに広告スクリプトも読み込みません。コピー操作をするとシステムのクリップボードへ書き込まれますが、クリップボード履歴はOS側で管理されます。