RAID容量計算機
RAID 0・1・5・6・10・50・60・01・1Eなどの使用可能容量を、異容量ディスクやホットスペアを含めて計算し、Windowsでの表示に近い容量(概算)を公称TB・2進単位(TiB)の換算値と並べて表示します。故障に耐えられる台数も確認できます。同じディスクでの方式の比較と容量の内訳も表示します。Dell ADAPTとHPE MSA-DP+は条件付きの参考概算、NetApp ONTAPのRAID-DP・RAID-TECはRAIDグループ単位の理論値、IBM DRAID6はIBMの概算式による参考概算です。
入力と主要な処理をブラウザ内で行い、その入力内容をQuickKitサーバーへ送信しない設計です。
ディスク故障シミュレーション
ディスクを押すと故障状態になります(もう一度押すと元に戻ります)。押すたびに下の状態を判定し直します。数学的なモデルによる仮想シミュレーションで、実機の配置、再構築の成否、再構築時間、故障率は扱いません。
このシミュレーションにはJavaScriptが必要です。
仮定した配置: ディスク1と2をミラーペア1、ディスク3と4をミラーペア2…とします。実機のコントローラーが同じ組み合わせにするとは限りません。
各ディスクはボタンです。押された状態が「故障」です。
ホットスペアは表示しません。スペアは故障後に代わりとして再構築に使われますが、このシミュレーションは再構築を扱いません。また、同時に故障できる台数は増えません。
シミュレーションするのは編集中のグループだけです。このグループの故障は他のグループのディスクに影響しません。サーバー全体が使えるかどうかは、各グループの用途によります。
参考概算の前提
方式の比較
上で入力したディスクのまま、方式だけを変えて計算します。性能は比較しません。
ディスクの台数と容量を正しく入力すると、方式を比較します。
これは既定の構成での方式の比較です。入力に合わせて更新するにはJavaScriptが必要です。
ディスク: 12 TB × 4台(搭載容量 48 TB)
RAID 50/60以外の方式は、スパンに分けずに全ディスクで計算します。
メーカー独自方式(Dell ADAPT、HPE MSA-DP+、NetApp ONTAP、IBM DRAID6)は比較に含めていません。標準のRAIDレベルだけを比較します。
- データ(使用可能)
- 冗長化(ミラー) / 冗長化(パリティ)
- ホットスペア
- 使用できない領域
表が収まらない場合は横にスクロールできます。キーボードでは表にフォーカスを移し、左右の矢印キーで動かします。
| 方式 | Windows表示相当容量(概算) | 理論使用可能容量(TB/GB) | 容量効率 | 故障への耐性 | 内訳 |
|---|---|---|---|---|---|
| RAID 0 (ストライピング)必要台数: 2台以上 | 43.6 TB | 48 TB | 100% | なし |
|
| 全台ミラー (多重ミラー)必要台数: 3台以上 | 10.9 TB | 12 TB | 25% | 任意の3台 |
|
| RAID 5 (シングルパリティ)必要台数: 3台以上 | 32.7 TB | 36 TB | 75% | 任意の1台 |
|
| RAID 6選択中 (ダブルパリティ)必要台数: 4台以上 | 21.8 TB | 24 TB | 50% | 任意の2台 |
|
| RAID 10 (ミラーのストライピング)必要台数: 4台以上の偶数 | 21.8 TB | 24 TB | 50% | 任意の1台(条件付きで最大2台) |
|
| RAID 01 (ストライプのミラー)必要台数: 4台以上の偶数 | 21.8 TB | 24 TB | 50% | 任意の1台(条件付きで最大2台) |
|
| RAID 1E (ストライプミラー)必要台数: 3台以上 | 21.8 TB | 24 TB | 50% | 任意の1台 |
|
| RAID 3 (バイト単位・専用パリティ)必要台数: 3台以上 | 32.7 TB | 36 TB | 75% | 任意の1台 |
|
| RAID 4 (ブロック単位・専用パリティ)必要台数: 3台以上 | 32.7 TB | 36 TB | 75% | 任意の1台 |
|
| JBOD・スパニング必要台数: 2台以上 | 43.6 TB | 48 TB | 100% | なし |
|
方式の比較 ディスク: 12 TB × 4台(搭載容量 48 TB) RAID 0(ストライピング): Windows表示相当容量(概算) 43.6 TB、理論使用可能容量(TB/GB) 48 TB、容量効率 100%、故障への耐性 なし、内訳 データ(使用可能) 48 TB (100%) 全台ミラー(多重ミラー): Windows表示相当容量(概算) 10.9 TB、理論使用可能容量(TB/GB) 12 TB、容量効率 25%、故障への耐性 任意の3台、内訳 データ(使用可能) 12 TB (25%)、冗長化(ミラー) 36 TB (75%) RAID 5(シングルパリティ): Windows表示相当容量(概算) 32.7 TB、理論使用可能容量(TB/GB) 36 TB、容量効率 75%、故障への耐性 任意の1台、内訳 データ(使用可能) 36 TB (75%)、冗長化(パリティ) 12 TB (25%) RAID 6(ダブルパリティ): Windows表示相当容量(概算) 21.8 TB、理論使用可能容量(TB/GB) 24 TB、容量効率 50%、故障への耐性 任意の2台、内訳 データ(使用可能) 24 TB (50%)、冗長化(パリティ) 24 TB (50%) RAID 10(ミラーのストライピング): Windows表示相当容量(概算) 21.8 TB、理論使用可能容量(TB/GB) 24 TB、容量効率 50%、故障への耐性 任意の1台(条件付きで最大2台)、内訳 データ(使用可能) 24 TB (50%)、冗長化(ミラー) 24 TB (50%) RAID 01(ストライプのミラー): Windows表示相当容量(概算) 21.8 TB、理論使用可能容量(TB/GB) 24 TB、容量効率 50%、故障への耐性 任意の1台(条件付きで最大2台)、内訳 データ(使用可能) 24 TB (50%)、冗長化(ミラー) 24 TB (50%) RAID 1E(ストライプミラー): Windows表示相当容量(概算) 21.8 TB、理論使用可能容量(TB/GB) 24 TB、容量効率 50%、故障への耐性 任意の1台、内訳 データ(使用可能) 24 TB (50%)、冗長化(ミラー) 24 TB (50%) RAID 3(バイト単位・専用パリティ): Windows表示相当容量(概算) 32.7 TB、理論使用可能容量(TB/GB) 36 TB、容量効率 75%、故障への耐性 任意の1台、内訳 データ(使用可能) 36 TB (75%)、冗長化(パリティ) 12 TB (25%) RAID 4(ブロック単位・専用パリティ): Windows表示相当容量(概算) 32.7 TB、理論使用可能容量(TB/GB) 36 TB、容量効率 75%、故障への耐性 任意の1台、内訳 データ(使用可能) 36 TB (75%)、冗長化(パリティ) 12 TB (25%) JBOD・スパニング: Windows表示相当容量(概算) 43.6 TB、理論使用可能容量(TB/GB) 48 TB、容量効率 100%、故障への耐性 なし、内訳 データ(使用可能) 48 TB (100%) RAID 1(2台ミラー): 計算できません (QuickKitではRAID 1(2台ミラー)を2台で計算します(現在4台)。3台以上に同じデータを持たせる場合は「全台ミラー(多重ミラー)」を選んでください。) RAID 50(RAID 5スパンのストライピング): 計算できません (スパンの分け方で結果が変わるため、ここでは計算しません。上で方式に選ぶと、スパンごとに入力できます。) RAID 60(RAID 6スパンのストライピング): 計算できません (スパンの分け方で結果が変わるため、ここでは計算しません。上で方式に選ぶと、スパンごとに入力できます。) 単体ディスク(RAIDなし): 計算できません (単体ディスク(RAIDなし)は1台までです(現在4台)。) ※理論上の容量です。Windows表示相当は概算で、どちらも実際の空き容量ではありません。
全グループの比較
各グループは別々の物理ディスクで構成する前提です。1つのRAIDから切り出したLUNやパーティションは扱いません。
- Windows表示相当容量(概算)
- —
- 理論使用可能容量(TB/GB)
- —
- 搭載容量の合計
- —
- 容量効率
- —
表が収まらない場合は横にスクロールできます。キーボードでは表にフォーカスを移し、左右の矢印キーで動かします。
| グループ | 構成 | Windows表示相当容量(概算) | 理論使用可能容量(TB/GB) | 理論使用可能容量(TiB/GiB) | 搭載容量の合計 | 容量効率 | 故障への耐性 |
|---|
合計のWindows表示相当は、理論使用可能容量の合計を換算した値です。Windowsでは各ボリュームが別々に表示されます。
メーカー独自方式の対応状況
このページのために確認したメーカーの資料に基づく分類です。「確認できていません」は、確認した公開資料に見つからなかったという意味で、メーカーが公開していないという意味ではありません。
計算できる方式(方式の選択肢にあります)
Dell PowerVault ADAPT(ME4・ME5)
条件付きの参考概算。同じ容量のディスクと既定の分散スペアで計算します。
HPE MSA-DP+(Gen6・Gen7)
条件付きの参考概算。同じ容量のディスクと既定の分散スペアで計算します。
NetApp ONTAP RAID-DP・RAID-TEC
RAIDグループごとに、公称容量から計算した理論値です。
IBM DRAID6(Storage Virtualize 8.7)
IBMの概算式による条件付きの参考概算。ストライプ幅と再構築領域の数を入力します。
解説のみ(容量は計算しません)
NetApp E-Series Dynamic Disk Pools(SANtricity 11.9)
RAID 6の8+2構成を使います。SSDだけのプールをREST APIで作成した場合はRAID 1構成も使え(8〜10台のプールでは3+3、11台以上では5+5)、11台以上ではRAID 1とRAID 6のボリュームを同じプールに混在できます(TR-4652)。予約容量(preservation capacity)は各ドライブに分散されます。予約容量とパリティの控除の関係や既定の予約容量の扱いを、この計算機のモデルとして一意に確定できないため、容量は算出しません。
資料: NetApp SANtricity 11.9 — How pools and volume groups work / NetApp KB — Preservation capacity for a disk pool / NetApp TR-4652 — SANtricity OS Dynamic Disk Pools
Fujitsu ETERNUS RAID6-FR(DX60 S3 / S4 の資料)
Fast Recovery。RAIDグループ内に1台分の予約領域を持ち、構成の組み合わせが決まっています。機種ごとに使える構成と容量の丸めが確認できていません。
Huawei OceanStor RAID-TP(Dorado 6.1.3 の資料)
パリティ3で、同時に3台の故障に耐えます。チャンクグループの幅、ホットスペアの方針、システム予約が版によって異なり、確認できていません。
資料: Huawei OceanStor Dorado 6.1.3 — Storage Media Redundancy
Dell Unity Dynamic Pools
ドライブのエクステント単位で、分散したスペア領域を持ちます。エクステントのまとめ方、幅、スペア領域の丸めが確認できていません。
Dell PowerStore Dynamic Resiliency Engine
Unityとは別の方式です。ドライブはRAID Resiliency Setにまとめられ、シングルパリティ(6〜25台)またはダブルパリティ(7〜50台、PowerStoreOS 2.0以降)で、それぞれ1台分のスペア領域を持ちます。構成(4+1〜16+2)は装置が選んで表示せず、表示されない内部予約容量も差し引かれるため、容量は計算しません。
資料: Dell KB 000188491 — PowerStore: How PowerStore physical capacity is calculated / Dell PowerStoreOS 2.0 Release Notes
Hitachi VSP One Block Dynamic Drive Protection
NetAppのDynamic Disk Poolsとは別の方式です。グループの上限がファームウェアの版で分かれ、スペアとプールの控除が確認できていません。
資料: Hitachi VSP One Block 20 — Relationship between DDP and a pool
HPE 3PAR RAID MP
チャンクレット単位の分散ダブルパリティです(トリプルパリティではありません)。論理ディスク、CPG、スペア領域はモデル化していません。
Pure Storage FlashArray RAID-HA
2台のドライブの同時故障から保護し、パリティを使って自動で再構築します(Purityのデータシート)。ストライプの構成、割り当て、予約はこの資料に書かれていないため、容量は計算しません。
Infinidat InfiniRAID
デクラスタ型の14+2です。予約領域とメタデータが確認できていないため、14/16だけでは使用可能容量になりません。
別のモデルが必要な方式(計算しません)
OpenZFS RAIDZ・dRAID
容量はvdevとファイルシステムに左右されます。パディング、ashift、小さなブロックで変わります。
Dell PowerScale OneFS
ディスクのグループ単位ではなく、ノードをまたいでファイル単位でポリシーにより保護します。
資料: Dell PowerScale OneFS Technical Overview — Data protection
Microsoft Storage Spaces Direct
サーバーを障害ドメインとするボリューム単位の回復性で、修復用の空き容量も必要です。
VMware vSAN
オブジェクトごとのストレージポリシーで、ホストが障害ドメインです。アーキテクチャと版によって規則が異なります。
資料: Broadcom — vSAN 8.0: Managing fault domains / Broadcom — VCF 9.1: Selecting the best RAID configuration for vSAN
仕組みと使い方
RAID・ミラー方式を
ディスクメーカーは
RAID 0は
容量の
結果の
Dell ADAPT
NetApp ONTAPの
IBM DRAID6
結果の
OS用の
RAIDは