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ストレージLOCALブラウザ内で処理

RAID容量計算機

RAID 0・1・5・6・10・50・60・01・1Eなどの使用可能容量を、異容量ディスクやホットスペアを含めて計算し、Windowsでの表示に近い容量(概算)を公称TB・2進単位(TiB)の換算値と並べて表示します。故障に耐えられる台数も確認できます。同じディスクでの方式の比較と容量の内訳も表示します。Dell ADAPTとHPE MSA-DP+は条件付きの参考概算、NetApp ONTAPのRAID-DP・RAID-TECはRAIDグループ単位の理論値、IBM DRAID6はIBMの概算式による参考概算です。

入力と主要な処理をブラウザ内で行い、その入力内容をQuickKitサーバーへ送信しない設計です。

構成

4台以上が必要です。

グループ内の全台数(1〜1,024台)。

製品表示の容量(TB / GB)、または2進単位(TiB / GiB)。

よく使う容量

1行は同じ容量のディスクのまとまりです。JBOD以外では、各ディスクは最も小さいディスクの容量までしか使われません。

詳細設定ホットスペア・複数グループ

専用ホットスペア

搭載容量には含めますが、使用可能容量には含めません。RAID 0・単体ディスク・JBODでは使えません。

OS用のミラーとデータ用のRAIDなど、別々のRAIDを並べて計算できます。

計算結果

これは既定の構成の計算結果です。入力に合わせて更新するにはJavaScriptが必要です。

RAID 6(ダブルパリティ) 12 TB × 4台

Windows表示相当容量(概算)

21.8 TB

エクスプローラーでの表示に近い値です。空き容量ではありません。

理論使用可能容量(TB/GB)
24 TB
理論使用可能容量(TiB/GiB)
21.83 TiB
搭載容量の合計
48 TB
12 TB × 4台
容量効率
50%
4台中2台分
冗長化に使う容量
24 TB

容量の内訳

搭載容量 48 TB

  • データ(使用可能) 24 TB (50%)
  • 冗長化(パリティ) 24 TB (50%)

搭載容量に占める割合です。ディスクごとの配置ではなく、パリティやミラーは複数のディスクに分散している場合があります。

故障への耐性

任意の2台

任意の2台の故障まで耐えます。それ以上故障するとデータを失います。

ディスク故障シミュレーション

ディスクを押すと故障状態になります(もう一度押すと元に戻ります)。押すたびに下の状態を判定し直します。数学的なモデルによる仮想シミュレーションで、実機の配置、再構築の成否、再構築時間、故障率は扱いません。

このシミュレーションにはJavaScriptが必要です。

方式の比較

上で入力したディスクのまま、方式だけを変えて計算します。性能は比較しません。

これは既定の構成での方式の比較です。入力に合わせて更新するにはJavaScriptが必要です。

ディスク: 12 TB × 4台(搭載容量 48 TB)

  • データ(使用可能)
  • 冗長化(ミラー) / 冗長化(パリティ)
  • ホットスペア
  • 使用できない領域

表が収まらない場合は横にスクロールできます。キーボードでは表にフォーカスを移し、左右の矢印キーで動かします。

方式Windows表示相当容量(概算)理論使用可能容量(TB/GB)容量効率故障への耐性内訳
RAID 0 (ストライピング)必要台数: 2台以上43.6 TB48 TB100%なし
  • データ 100%
全台ミラー (多重ミラー)必要台数: 3台以上10.9 TB12 TB25%任意の3台
  • データ 25%
  • ミラー 75%
RAID 5 (シングルパリティ)必要台数: 3台以上32.7 TB36 TB75%任意の1台
  • データ 75%
  • パリティ 25%
RAID 6選択中 (ダブルパリティ)必要台数: 4台以上21.8 TB24 TB50%任意の2台
  • データ 50%
  • パリティ 50%
RAID 10 (ミラーのストライピング)必要台数: 4台以上の偶数21.8 TB24 TB50%任意の1台(条件付きで最大2台)
  • データ 50%
  • ミラー 50%
RAID 01 (ストライプのミラー)必要台数: 4台以上の偶数21.8 TB24 TB50%任意の1台(条件付きで最大2台)
  • データ 50%
  • ミラー 50%
RAID 1E (ストライプミラー)必要台数: 3台以上21.8 TB24 TB50%任意の1台
  • データ 50%
  • ミラー 50%
RAID 3 (バイト単位・専用パリティ)必要台数: 3台以上32.7 TB36 TB75%任意の1台
  • データ 75%
  • パリティ 25%
RAID 4 (ブロック単位・専用パリティ)必要台数: 3台以上32.7 TB36 TB75%任意の1台
  • データ 75%
  • パリティ 25%
JBOD・スパニング必要台数: 2台以上43.6 TB48 TB100%なし
  • データ 100%
この構成では計算できない方式(4)
  • RAID 1(2台ミラー): QuickKitではRAID 1(2台ミラー)を2台で計算します(現在4台)。3台以上に同じデータを持たせる場合は「全台ミラー(多重ミラー)」を選んでください。
  • RAID 50(RAID 5スパンのストライピング): スパンの分け方で結果が変わるため、ここでは計算しません。上で方式に選ぶと、スパンごとに入力できます。
  • RAID 60(RAID 6スパンのストライピング): スパンの分け方で結果が変わるため、ここでは計算しません。上で方式に選ぶと、スパンごとに入力できます。
  • 単体ディスク(RAIDなし): 単体ディスク(RAIDなし)は1台までです(現在4台)。

メーカー独自方式の対応状況

このページのために確認したメーカーの資料に基づく分類です。「確認できていません」は、確認した公開資料に見つからなかったという意味で、メーカーが公開していないという意味ではありません。

計算できる方式(方式の選択肢にあります)

  • Dell PowerVault ADAPT(ME4・ME5)

    条件付きの参考概算。同じ容量のディスクと既定の分散スペアで計算します。

  • HPE MSA-DP+(Gen6・Gen7)

    条件付きの参考概算。同じ容量のディスクと既定の分散スペアで計算します。

  • NetApp ONTAP RAID-DP・RAID-TEC

    RAIDグループごとに、公称容量から計算した理論値です。

  • IBM DRAID6(Storage Virtualize 8.7)

    IBMの概算式による条件付きの参考概算。ストライプ幅と再構築領域の数を入力します。

解説のみ(容量は計算しません)

  • NetApp E-Series Dynamic Disk Pools(SANtricity 11.9)

    RAID 6の8+2構成を使います。SSDだけのプールをREST APIで作成した場合はRAID 1構成も使え(8〜10台のプールでは3+3、11台以上では5+5)、11台以上ではRAID 1とRAID 6のボリュームを同じプールに混在できます(TR-4652)。予約容量(preservation capacity)は各ドライブに分散されます。予約容量とパリティの控除の関係や既定の予約容量の扱いを、この計算機のモデルとして一意に確定できないため、容量は算出しません。

    資料: NetApp SANtricity 11.9 — How pools and volume groups work / NetApp KB — Preservation capacity for a disk pool / NetApp TR-4652 — SANtricity OS Dynamic Disk Pools

  • Fujitsu ETERNUS RAID6-FR(DX60 S3 / S4 の資料)

    Fast Recovery。RAIDグループ内に1台分の予約領域を持ち、構成の組み合わせが決まっています。機種ごとに使える構成と容量の丸めが確認できていません。

    資料: Fujitsu ETERNUS DX60 S4/S3 Design Guide

  • Huawei OceanStor RAID-TP(Dorado 6.1.3 の資料)

    パリティ3で、同時に3台の故障に耐えます。チャンクグループの幅、ホットスペアの方針、システム予約が版によって異なり、確認できていません。

    資料: Huawei OceanStor Dorado 6.1.3 — Storage Media Redundancy

  • Dell Unity Dynamic Pools

    ドライブのエクステント単位で、分散したスペア領域を持ちます。エクステントのまとめ方、幅、スペア領域の丸めが確認できていません。

    資料: Dell Unity Dynamic Pools — Spare space extents

  • Dell PowerStore Dynamic Resiliency Engine

    Unityとは別の方式です。ドライブはRAID Resiliency Setにまとめられ、シングルパリティ(6〜25台)またはダブルパリティ(7〜50台、PowerStoreOS 2.0以降)で、それぞれ1台分のスペア領域を持ちます。構成(4+1〜16+2)は装置が選んで表示せず、表示されない内部予約容量も差し引かれるため、容量は計算しません。

    資料: Dell KB 000188491 — PowerStore: How PowerStore physical capacity is calculated / Dell PowerStoreOS 2.0 Release Notes

  • Hitachi VSP One Block Dynamic Drive Protection

    NetAppのDynamic Disk Poolsとは別の方式です。グループの上限がファームウェアの版で分かれ、スペアとプールの控除が確認できていません。

    資料: Hitachi VSP One Block 20 — Relationship between DDP and a pool

  • HPE 3PAR RAID MP

    チャンクレット単位の分散ダブルパリティです(トリプルパリティではありません)。論理ディスク、CPG、スペア領域はモデル化していません。

    資料: HPE 3PAR Architecture technical white paper

  • Pure Storage FlashArray RAID-HA

    2台のドライブの同時故障から保護し、パリティを使って自動で再構築します(Purityのデータシート)。ストライプの構成、割り当て、予約はこの資料に書かれていないため、容量は計算しません。

    資料: Pure Storage — Purity Operating Environment data sheet

  • Infinidat InfiniRAID

    デクラスタ型の14+2です。予約領域とメタデータが確認できていないため、14/16だけでは使用可能容量になりません。

    資料: Infinidat — Data protection: a comprehensive approach

別のモデルが必要な方式(計算しません)

仕組みと使い方

RAID・ミラー方式を選び、ディスク台数(直接入力するか、−・+ボタンで増減)と1台あたりの容量を入力します。よく使う容量のボタンを押してから数値を編集することもできます。結果は入力に合わせて表示されます。単位を変更すると、容量を維持したまま入力欄の数値を換算します。割り切れない場合は表示用に丸めますが、計算には正確な容量を使用します。

ディスクメーカーは1 TBを1,000,000,000,000バイトとして表示します。Windowsのエクスプローラーでは、1 KB = 1,024バイトで換算した値に「GB」「TB」を付けて表示するのが一般的なため、同じ容量でも小さく見えます。たとえば使用可能容量24 TBは約21.8 TBと表示されます。「Windows表示相当容量(概算)」はこの表記に近づけた値で、フォーマット後の空き容量ではありません。実際に使える容量は、パーティション、ファイルシステム、予約領域などのためにさらに少なくなります。2進単位(TiB / GiB)の値は、同じ容量を正しい単位名で表したものです。

RAID 0は冗長性のないストライピングで、1台故障するとすべてのデータを失います。ここでのRAID 1は2台のミラーで、容量は1台分、どちらか1台の故障に耐えます。全台ミラーは3台以上のすべてに同じデータを持たせる構成で、Linux mdでRAID 1を3台以上で組む場合などが該当します。容量は1台分で、任意のN−1台の故障に耐えます。標準のRAID番号ではありません。RAID 5は1台分をパリティに使い、任意の1台の故障に耐えます。RAID 6は2台分を使い、任意の2台の故障に耐えます。RAID 10は2台ずつのミラーペアをストライピングし、任意の1台の故障に耐えます。それ以上に耐えられるのは、故障がすべて異なるペアに分かれた場合だけで、同じペアの2台が故障するとデータを失います。

容量の異なるディスクは「容量の異なるディスクを追加」で行を増やして入力します。JBODとRAID 50 / 60以外では各ディスクが最も小さいディスクの容量までしか使われず、残りは「使用できない領域」として表示します。Linux mdのRAID 0はそれ以上使える場合があり、その旨も表示します。RAID 50 / 60では1行が1つのスパンで、スパンごとに台数と容量を入力します。合計台数を自動で均等に振り分けることはしません。各スパンは独自のパリティを持つフルサイズのRAID 5 / 6として数え、スパン内のディスクはそのスパン内で最も小さいディスクの容量まで使います(全スパンの最小ではありません)。上位のストライピングでは各スパンを最も小さいスパンの使用可能容量までしか使いません。スパンの台数や容量が不揃いの場合、大きいスパンの残りは「使用できない領域」として表示し、理論モデルによる試算であることを示します。たとえばBroadcom MegaRAIDでは、各スパンを同じ台数にする必要があります。専用ホットスペア(「詳細設定」内)は搭載容量と台数には含めますが、使用可能容量には含めず、同時に故障できる台数も増やしません。このページはスペアが各メンバーの使う容量以上かを判定し、RAID 0・単体ディスク・JBODでは使えないものとします。この判定は理論上のものです。実際にスペアとして使えるかは製品の条件により、ディスクの実際のセクター数、コントローラーが調整したメンバーの容量、インターフェース、媒体の種類(HDD・SSD)などが関係します。最大メンバーの公称容量以上のスペアを選ぶ考え方もありますが、すべての製品に共通の必須条件ではなく、計算できたことはその構成を作成できることの保証になりません。RAID 01の容量はRAID 10と同じですが、1台の故障でそのストライプセット全体が使えなくなり、もう一方のセットで故障が起きるとデータを失います。RAID 1Eは3台以上にすべてのブロックの2つのコピーを持たせる方式で(容量は半分)、2台目以降の故障に耐えられるかは実装のデータ配置によるため計算しません。RAID 3 / RAID 4は1台がすべてのパリティを持ち、容量はRAID 5と同じです。

結果の「容量の内訳」は、搭載容量をデータ、冗長化(方式に応じてミラーまたはパリティ)、ホットスペア、使用できない領域に分け、それぞれの割合を示します。容量の割合を表すもので、ディスクごとの配置ではありません。たとえばRAID 5 / 6のパリティは1台にまとまっているのではなく、全ディスクに分散しています。数値はそれぞれ四捨五入するため、合計が搭載容量や100%と一致しない場合はその旨を表示します。「方式の比較」は、同じディスクとホットスペアのまま、すべての方式を結果と同じ計算式で1つずつ計算します。そのディスクで構成できない方式は省かずに、理由とともに一覧にします。RAID 50 / 60は、ディスクをスパンとして入力している場合だけ比較し、そのとき他の方式はスパンに分けずに全ディスクで計算します。性能や再構築時間は比較しません。

Dell ADAPT(ME4の8+2、ME5の8+2・16+2)とHPE MSA-DP+(Gen6・Gen7)は、標準の方式の後に、製品の世代ごとの選択肢として条件付きの参考概算で表示します。これらは専用ホットスペアの代わりに全ディスクに予備容量(分散スペア)を持ち、決まった台数にデータと2つのパリティをストライピングします。このページは同じ種類・同じ容量のディスクを前提に(種類は確認しません)、既定の分散スペア(最大2台分)を予約し、残りをストライプの幅で分けて計算します。メタデータ、フォーマット、丸め、システム予約は差し引いていないため、実機の表示はこれより小さくなる場合があります。計算できたことは、その製品でその構成を作成できることを意味しません。異容量の混在、種類の異なるディスク、専用ホットスペア、カスタムのスペア容量、Dellの資料にある上限を超える構成は計算しません。結果には根拠とした資料を表示します。これらの方式は方式の比較には含めません。複数グループの合計にこれらが含まれる場合は、その旨を表示します。

NetApp ONTAPのRAID-DP・RAID-TECは、RAIDグループ単位の理論値として表示します。1行が1つのRAIDグループで、アグリゲート全体ではなくグループごとに2台(RAID-DP)または3台(RAID-TEC)をパリティに使います。すべてのグループを入力してください。合計台数を自動でグループに分けることはしません。製品資料の最低台数はRAID-DPが5台、RAID-TECが7台です。値は入力した公称容量によるもので、ONTAPが使うディスク容量(right-sized)、パーティション、ルートアグリゲート、WAFLやSnapshotの予約は含みません。計算できたことはその構成を作成できることを意味しません(機種ごとの上限はNetApp Hardware Universeで確認します)。スペアはグループの外のディスクで、ホットスペアとして入力できます。

IBM DRAID6(Storage Virtualize 8.7)は、IBMのRedbook SG24-8585にある概算式による条件付きの参考概算です。選ぶとストライプ幅(5〜16)と再構築領域の数(1〜4)の欄が表示され、幅+再構築領域は台数以下にします。初期入力値はこの計算機ではストライプ幅12、再構築領域1です。IBM製品が自動設定する値はドライブ台数や構成によって異なるため、実機の設定に合わせて入力してください。再構築領域は分散スペアにあたります。パリティは再構築領域以外のドライブの2/Wとし、概算式の補正項による差は、IBMが内訳を示していないため別の区分として表示します。異容量の混在、専用スペア、圧縮ドライブ(FCM)の実効容量は計算しません。実際の容量は装置で確認してください。

結果の下の「ディスク故障シミュレーション」(折りたたみ)では、RAID 0、RAID 1、全台ミラー、RAID 5、RAID 6、RAID 10(64台まで)について、ディスクを押して故障状態にし、正常・縮退して稼働・データ喪失のどれになるかを色と文字で示します。RAID 10はディスク1と2、3と4…をミラーペアとする仮定の配置で表示し、実機のコントローラーが同じ組み合わせにするとは限りません。別々のペアの故障ならデータは残り、同じペアの2台が故障するとデータを失います。数学的なモデルによる仮想シミュレーションで、再構築、ホットスペアの引き継ぎ、再構築時間、故障率は扱いません。ホットスペアで同時に故障できる台数は増えません。

OS用のミラーとデータ用のRAIDのように別々のRAIDを計算するには「詳細設定」内の「グループを追加」を使います。各グループは別々の物理ディスクで構成し、RAID方式とディスク容量をそれぞれ設定します。編集するのは一度に1グループで、比較表にすべてのグループと搭載容量・理論使用可能容量の合計を表示します。追加したグループはディスク容量が空の「未設定」で、容量を入力するまで合計に含めません。未設定のグループと入力エラーのグループは合計から除き、その場合は部分合計と表示します。グループの削除は確認してから行います。1つのRAIDから切り出したLUNやパーティションは扱いません。グループの名前はドライブ文字の割り当てを示すものではありません。

RAIDはディスク故障時に稼働を続けるための仕組みで、バックアップではありません。その他のメーカー独自の方式や、同じディスク上の複数RAIDは計算しません。ページ末尾の「メーカー独自方式の対応状況」に、計算できる方式、解説のみの方式(NetApp E-Series Dynamic Disk Poolsなど)、別のモデルが必要な方式(ZFS、vSANなど)を、理由と資料とともに一覧にしています。