対象は netplan 0.104 以降(Ubuntu 22.04 LTS 以降)です。既定経路は常に `routes:` リストの項目として書き出し(netplan 0.103 以降が必要)、非推奨の `gateway4` / `gateway6` キーは出力しません。VLAN を設定すると、リンクデバイスの定義が必要な netplan の仕様に合わせて、親リンク用の `ethernets:` スタブと、タグ付きインターフェース用の `vlans:` エントリの両方を生成します。
IPv6 の「なし」は、このインターフェースに IPv6 を設定しません。`dhcp6: false`・`accept-ra: false`・`link-local: []` を出力し、DHCPv6 を行わず、ルーター広告を受け付けず、IPv6 link-local アドレスも割り当てません(netplan は `link-local` を省略すると IPv6 link-local を有効にします)。`link-local: []` は IPv4 link-local も対象にしますが、このジェネレーターは IPv4 link-local を有効にしないため、IPv4 の設定は変わりません。networkd レンダラーでは netplan が `LinkLocalAddressing=no` を出力します。NetworkManager バックエンドは IPv6 について `link-local` を反映せず、IPv6 をカーネル任せ(`ipv6.method=ignore`)にするため、このレンダラーでは `networkmanager.passthrough` で `ipv6.method: "disabled"` も設定します。NetworkManager はこの接続に IPv6 DNS サーバーを設定できないため、このレンダラーで IPv6 が「なし」のときは IPv6 DNS サーバーをエラーにします(IPv4 DNS サーバーは使えます)。
いずれもカーネルの `disable_ipv6` sysctl とは別物で、出力はシステム全体にもインターフェース単位にもこれを書き込みません。IPv6 の「なし」が対象とするのは設定するインターフェース(VLAN を設定した場合は VLAN インターフェース)だけで、VLAN の親リンクを含む他のインターフェースの IPv6 は無効にしません。静的・自動・DHCP では `link-local` を指定せず、必要な IPv6 link-local アドレスを残します。
netplan の NetworkManager バックエンドは、ほかに2つの方式も networkd と異なる設定に変換するため、このレンダラーでは `networkmanager.passthrough` で補正します。IPv4 の「なし」は `ipv4.method: "disabled"` を設定します(netplan だけでは `ipv4.method=link-local` になり、169.254/16 のアドレスが付きます)。
VLAN の親リンク用スタブは選んだ方式とは別に扱い、このレンダラーでは常に `ipv4.method: "disabled"` を設定しますが、IPv6 は netplan の `ipv6.method=ignore` のままです。`ignore` は IPv6 の無効化ではなく、NetworkManager が親の IPv6 を設定せずカーネルに任せるという意味です。そのため、カーネルの設定やほかのネットワーク設定によっては、親に IPv6 link-local アドレスが付いたり、ルーター広告が処理されたりすることがあり、親が L2 専用のリンクになるとは限りません。networkd レンダラーではスタブは変わりません(netplan は `LinkLocalAddressing=ipv6` を出力します)。
IPv6 の「自動」は `ipv6.method: "auto"` を設定します(netplan だけでは `accept-ra` が反映されず `ipv6.method=ignore` になり、IPv6 DNS サーバーを指定するとアドレスのない `manual` になって NetworkManager に拒否されます)。どちらのレンダラーでも、「自動」はルーター広告を使い、ルーターのフラグが求める場合は DHCPv6 も開始します(networkd では `IPv6AcceptRA=yes`)。IPv4 が「なし」、IPv6 が「自動」で IPv6 DNS サーバーがない場合、netplan は検索ドメインを出力しないため、`ipv6.dns-search` として渡します。NetworkManager は IPv4 を無効にした接続に IPv4 DNS サーバーを設定できないため、このレンダラーで IPv4 が「なし」のときは IPv4 DNS サーバーをエラーにします。networkd レンダラーの出力は変わりません。
このページは YAML テキストの生成のみを行います。`netplan apply` や `netplan try` の実行、既存の `/etc/netplan/*.yaml` の読み込みや統合、ホストへの接続は行いません。適用前に出力内容と対象の netplan バージョンを確認してください。